通勤車 南大阪線

 近鉄は総路線長が日本一なので、通勤車も色んなタイプが分けられています。路線ごとに性格もそれぞれ違う事もあって、この路線専用に設計されたものが出るほど形式数が多数分かれています。今回は前身会社の経緯から狭軌となっている南大阪線で活躍する車両を紹介します。


形式6020系
車両番号6073
製造初年1968年
撮影場所河堀口
コメント 南大阪線は狭軌である事から形式も6000番台になっています。南大阪線の高性能車シリーズは6800系に始まり、6000系を経て6020系まで来ています。6020系は6000系のラインデリア搭載版です。約100両が登場し、南大阪線では主力な存在になっています。

形式6200系
車両番号6201
製造初年1974年
撮影場所吉野口
コメント 新製当初から冷房を搭載して登場したのが6200系です。同期に2800系と8600系がいます。しかし、数はそんなに多くなくあまり目立たないように思います・・・。

形式6600系
車両番号6702
製造初年1983年
撮影場所河堀口
コメント 界磁チョッパ制御車の南大阪線版が6600系です。この形式から車体がマイナーチェンジされましたが、車体に絞りは設けられず、従来の南大阪線車両と同じになっています。同期に1200系と2050系がいます。しかし、6600系投入後、しばらくしてすぐにVVVFインバータ制御の6400系に移行したため、2両編成×4本しかいません。

形式6400系
車両番号6503
製造初年1986年
撮影場所飛鳥
コメント 南大阪線に多数残存していた旧型車を置き換えるべく1986年に登場したVVVFインバータ制御車です。6400系はその2両編成版です。ちなみにVVVF車では1250系(現1420系)に次いで2番目という驚異的な速さで登場していました(導入当時のVVVF車は大阪線のみだった)。

形式6400系
車両番号6519
製造初年1986年
撮影場所河堀口
コメント 6400系の増備が進むにつれて、標準軌用の1220系と同じように色んなマイナーチェンジが加えられるようになりました。途中の増備車から全線共通車体の採用や補助電源装置のSIV化や台車の変更や台車の変更などが行われています。

形式6400系
車両番号6423
製造初年1986年
撮影場所近鉄新庄
コメント 6400系の最終増備を含む後期車は吉野線及び支線用にワンマン運転に対応した仕様で新製または改造で登場しています。

形式6620系
車両番号6621
製造初年1993年
撮影場所河堀口
コメント 6400系の4両編成バーションとして1993年に登場したのが6620系です。大量増備された2両編成の6400系に対し、4両編成の6620系は7編成しか増備されませんでした。

形式6820系
車両番号6921
製造初年2002年
撮影場所富田林
コメント 狭軌版のシリーズ21です。2002年に2両編成×2本が登場し、急行からワンマン普通列車まで幅広く活躍しています。基本的な仕様はシリーズ21共通のものですが、主回路などが路線状況に併せて変更されています。



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