JR貨物・直流電気機関車
このページは直流電気機関車を紹介します。


EF65形
車両番号EF65 87
所属岡山機関区
撮影場所さくら夙川
コメント 平坦線用の直流電気機関車の標準車として1964年に登場したのがEF65形です。写真は基本番台で、貨物牽引用として1970年まで新製されたもので、前面が非貫通になっています。しかし、老朽化が進んだため、数を減らしていましたが、2011年中に全廃となりました。特に写真の87号機は貴重な国鉄色です。

車両番号EF65 1040
所属新鶴見機関区
撮影場所甲南山手
コメント 貨物列車と旅客列車と共に牽引可能な汎用型機関車として1969年から投入されたのが1000番台です。貨物列車牽引用の性能と旅客列車牽引用の性能が一緒になっており、実際にもJR貨物のみならず旅客各社にも配置されています。1000番台は増備時期で前期形と後期形の2つがあるのですが、写真の1040号機は前期形にあたります。

車両番号EF65 1093
所属新鶴見機関区
撮影場所瀬田
コメント 1975年から増備された1000番台後期形タイプで、下交差形のパンタグラフが特徴になっています。現在も多くの車両が活躍中です。

車両番号EF65 2096
所属新鶴見機関区
撮影場所東淀川
コメント 省令改正により運転記録情報取り付けが義務付けされましたが、EF65形はその対象外となったため、取り付け済みの旅客会社の車両と区別するために2012年5月より1000番台に対して+1000されて2000番台に改番されています。番号の変更のみで仕様はそのままです。

EF64形
車両番号EF64 59
所属愛知機関区
撮影場所倉敷
コメント EF64形は山岳路線用の機関車として1964年から投入された機関車で、中央本線や上越線などといった山岳路線を中心に運用されています。EF64形の配置が愛知機関区に統一された事から、基本番台が伯備線で走る姿が見られるようになりました。

車両番号EF64 1050
所属愛知機関区
撮影場所米子
コメント 老朽化したEF58・15・16形の置き換えの為に1980年より投入されたグループは1000番台になりましたが、設計を大幅に見直したため、EF64形ながら基本番台とは大きく異なっています。写真の車両は伯備線貨物列車に充当され、米子駅で留置中ですが、EF64形の配置が愛知に集約された関係で広範囲で活躍しているみたいですね。

EF66形
車両番号EF66 31
所属吹田機関区
撮影場所甲南山手
コメント 東海道山陽線の高速貨物列車牽引用に1966年に登場しました。高速貨物列車の牽引のために定格出力3900kWという大出力の主電動機を備え、高速運転のために歯車比を低めに設定されているが大きな特徴です。その性能が買われ、国鉄末期にはブルートレインの牽引用に一部がコンバートされています。JR貨物に継承された車両は運転室に冷房機を取り付けられ、一部車両には更新改造がなされています。

車両番号EF66 129
所属吹田機関区
撮影場所草津
コメント JR化以降に貨物列車増発用としてEF66形が増備され、100番台として区分されました。性能は基本番台と同じですが、外観を中心に変更が加えられています。基本番台と比べると、外観が大人しくなっています。

EF200形
車両番号EF200−4
所属吹田機関区
撮影場所さくら夙川
コメント 貨物列車の増発と老朽機関車の取替えのために1990年に登場しました。VVVFインバータ制御やシングルアーム式パンタグラフの採用などの新機軸を盛り、1600t牽引を目的に6000kWという高出力の主電動機を備えています。しかし、性能が過大すぎて、いまはやや性能を抑えて東海道山陽線の貨物列車で活躍しています。

EF210形
車両番号EF210−3
所属岡山機関区
撮影場所島本
コメント EF65形などの老朽化した機関車が増えてきたことから、それらの置換用として1996年に登場した新型機関車です。性能はEF200形をベースにしていますが、運用コストなどの低減のために出力を3950kWに下げています。性能を落としたとはいえ、EF66形とほぼ同じ性能が確保されています。写真は基本番台です。

車両番号EF210−101
所属岡山機関区
撮影場所島本
コメント 2000年の新製車からVVVFインバータの整流素子がIGBTに変更され、制御システムも変更されたため、100番台に区分されました。写真の101号機はその初期タイプです。

車両番号EF210−162
所属新鶴見機関区
撮影場所島本
コメント 2002年の新製車からパンタグラフがシングルアーム式に変更され、現在まで続いています。スタイル的にもおとなしくなったような感じです・・・。

EH200形
車両番号EH200−5
所属高崎機関区
撮影場所大宮工場
コメント 山岳路線の貨物列車に充当されてきたEF64形を置き換えるために2001年に登場した新型機関車です。EF64形が重連運転したときの同等の性能を確保することを目標に設計されたため、2車体連結の8車軸駆動となりました。このEH200形によって、中央東線の貨物列車はこれまでのEF64形の重連牽引から単機牽引に変わっています。



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