阪急バス・三菱ふそう
 阪急バスにおける三菱ふそう車はかって全営業所に入るほど大勢力を誇っており、阪急バス全体の3/4以上を占めていました。しかし、三菱ふそうのリコール問題から一気に減少に向かい、2004年以降の一時期の新車は高速バス用車両と特定用やローザのみという寂しい状態でしたが、2008年より一般路線用の新車が復活し、大阪府下では主力として増備が続けられています。

社番2136
登録番号京都200か 101
型式三菱ふそうP−MK116J
年式1987年式
所属向日営業所
撮影場所洛西バスターミナル
コメント 1986〜1987年にかけて大量増備された中型車で、エアロミディの先代に当たります。かってはいくつかの営業所に配置されていましたが、最古参の故に晩年は京都地区で寂しく動いていたようです。ちなみに拙者が撮影した阪急バスの中で一番古い車両です。

社番2219
登録番号京都22か4779
型式三菱ふそうP−MP218K
年式1989年式
所属大山崎営業所
撮影場所JR長岡京駅
コメント P代の三菱ふそうの西工です。P代は1984年式より導入が始まり、K代との合いの子であるP−MP118なども含めて多数が登場し、全て西工58MCでした。P代の車両は能勢と豊能及び京都地区で少しながら残っているようです。

社番2370
登録番号大阪22あ6640
型式三菱ふそうU−MP218K
年式1992年式
所属石橋営業所
撮影場所箕面駅
コメント 1990年式後半よりU代となりましたが、1992年まではP代から続く標準床で増備されていました。しかし、大阪地区や神戸地区では排ガス規制にかかっているようで、既に消えているようです。

社番2387
登録番号神戸22か5050
型式三菱ふそうU−MP218M
年式1992年式
所属猪名川営業所
撮影場所川西バスターミナル
コメント 1992年式の途中より都市低床で投入されるようになり、屋根の上にクーラーが付くようになりました。写真の車両は日生ニュータウンで活躍しているM尺の車両です。

社番2483
登録番号大阪22あ7105
型式三菱ふそうU−MP218N
年式1994年式
所属千里営業所
撮影場所千里中央
コメント 阪急バス沿線では団地が多いことから団地輸送のために尺を少し伸ばし、N尺とした車両が1991年式より少しずつ導入されています(ちなみに1983年以前にも導入されていたらしい)。主に千里に配置されていますが、一部は日生ニュータウンを抱える猪名川や清和台に行った車両もいるようです。

社番2636
登録番号大阪22あ7634
型式三菱ふそうKC−MP217M
年式1996年式
所属石橋営業所
撮影場所千里中央
コメント 1996年式よりKC代に入りましたが、従来どおり西工58MCで投入されています。

社番2647
登録番号大阪22あ7767
型式三菱ふそうKC−MP217M
年式1997年式
所属千里営業所
撮影場所桃山台駅
コメント これぞ、世の中で少数派ともいわれているMP217系の西工96MCです。西工のマイナーチェンジと三菱ふそうのマイナーチェンジの時期が微妙にずれていた関係から登場した形態です。阪急バスでも1997年式の8台(M尺7台、K尺1台)しかいないというレアな車両です。

社番2654
登録番号大阪22あ7768
型式三菱ふそうKC−MP317M
年式1997年式
所属茨木営業所(現:猪名川営業所)
撮影場所千里中央
コメント 1997年に阪急バスで初めてとなるワンステップバスが登場しました。そのワンステは西工を載せずに純正車体のニューエアロスターで登場しています。KC代のニューエアロスターのワンステップバスは茨木の1台のみという激レアな車両で、最初はワンステップバスの標記がありましたが、今は消されています。

社番2681
登録番号大阪200か  46
型式三菱ふそうKC−MP317M
年式1998年式
所属千里営業所
撮影場所千里中央
コメント 1997年式の途中からMP217系からMP317系へマイナーチェンジされましたが、継続してツーステップバスの投入が続けられています。MP317系からは側面行先表示機が戸袋窓から後扉前に移動しています。

社番2719
登録番号神戸200か 311
型式三菱ふそうKC−MK219F
年式1999年式
所属宝塚営業所
撮影場所逆瀬川駅
コメント エアロミディの中型車ですが、中型車の中には短尺(8m)車があり、狭隘路線を中心に投入されています。短尺車は前中扉になっているのが特徴で、K代の頃より少しずつ投入されているようです。

社番2769
登録番号大阪200か 459
型式三菱ふそうKC−MP717M
年式2000年式
所属千里営業所
撮影場所桃山台駅
コメント 阪急バスでは2000年式より本格的に低床バスを導入するようになりましたが、本格投入に当たってワンステップバスも西工で導入されるようになりました。ワンステップバスの本格導入が遅かった事もあってKC代のワンステップバスはあまり多くありませんが、ビルトインクーラーになっているのが特徴です。

社番2771
登録番号大阪200か 466
型式三菱ふそうKC−MS829P
年式2000年式
所属豊中営業所
撮影場所宮津駅
コメント 2000年式のC型のHD車です。昼行高速バス(短距離)用の4列シート車です。阪急バスでは長距離高速バスを中心に三菱ふそうを導入しており、ほとんどが西工で導入されています。

社番2773
登録番号神戸200か 524
型式三菱ふそうKC−MP747M
年式2000年式
所属宝塚営業所
撮影場所大阪空港
コメント 阪急バスでは2000年式より本格的に低床バスを導入するようになり、ノンステップバスも西工で導入されています。ちなみに三菱ふそうのノンステップバスは1999年式の2693・2694が最初ですが、この時は純正車体で導入されました。ちなみに大型ノンステップバスの導入が遅かった事もあってKC代のノンステップバスは少数派です。

社番2777
登録番号神戸200か 530
型式三菱ふそうKC−MP747K
年式2000年式
所属西宮営業所
撮影場所西宮北口駅
コメント 2000年に突如と入った純正車体のノンステップバスです。既に西工でノンステップバスを導入しているのですが、何で突然1台のみ純正で入ったんでしょうか・・・?謎は深まるばかりです。その後、当分の間西工での投入が続きます。

社番5002
登録番号神戸200か 527
型式三菱ふそうKC−MP317M
年式2000年式
所属唐櫃営業所
撮影場所神戸駅
コメント 2000年式のMP+西工ですが、神鉄バスからの引継車です。前面行先表示器まわりや側面行先表示器の位置など神鉄バス時代の名残りが各所で見られます。この車両は神鉄バスにとって最後となる一般路線用の大型新車となります。幕は神鉄バス時代のものをそのまま使用しています。

社番2817
登録番号大阪200か 827
型式三菱ふそうKL−MS86MP
年式2002年式
所属豊中営業所
撮影場所松山市駅
コメント 2002年式のC型のSHD車です。長距離路線用で3列シート車です。写真はC型の02MCですが、SHDとスモークガラスである事から何か高級感のあるような気がしますね・・・。

社番2824
登録番号神戸200か 833
型式三菱ふそうKL−MP35JM改
年式2002年式
所属猪名川営業所
撮影場所川西バスターミナル
コメント 2002年より日生ニュータウンを担う猪名川営業所に長尺のワンステップバスが入り始めました。従来のM尺を改造扱いでP尺相当に伸ばしたもので、近年大都会で見られるようになった長尺ワンステップバスの先祖にあたるものです。西工だから出来たものですが、結局は純正車体でも可能になりました。2003年まで猪名川と清和台を合わせて12台が増備されました。

社番2861
登録番号大阪200か1166
型式三菱ふそうKL−MP35JM
年式2003年式
所属伏尾台営業所
撮影場所池田駅
コメント KL代に入った後もワンステップバスが西工で続々と入っています。因みにノンステップバスと共にクーラーの形状に変化が見られています。当初はデンソーのものでしたが、途中からゼクセルのものに変更されています。ちなみにこの形状のものはいすゞエルガによく見られるタイプなんですがね・・・。

社番2872
登録番号神戸200か1321
型式三菱ふそうKL−MP37JK
年式2004年式
所属西宮営業所
撮影場所西宮北口駅
コメント 2004年に増備されたノンステップバスですが、前扉が折戸になっています。それだけではなくクーラーがデンソーの小型のものに変わっていますが、近年のニューエアロスターでも標準装備されているものです。ちなみに三菱の大型ノンステップバスは台頭する日デやいすゞなどに押されて2004年をもって一時途絶えます(2009年に復活)。

社番2881
登録番号大阪200か1370
型式三菱ふそうKL−MP35JM
年式2004年式
所属茨木営業所
撮影場所千里中央
コメント 2004年の彩都線の開業に伴って用意されたワンステップバスです。車体に彩都のラッピングがなされていますが、モノレールの彩都線の延伸によって路線が廃止され、そのまま一般車両になりました。このグループを持って三菱ふそうの大型車の投入はしばらく途絶えます。

社番2884
登録番号神戸200か1413
型式三菱ふそうKK−MK27HM
年式2004年式
所属西宮営業所
撮影場所西宮北口駅
コメント 2004年に登場した中型ロングのノンステップバスです。日デと日野に引き続いて登場しましたが、西工に対応していないため純正車体のエアロミディとなりました。伊丹と西宮に数台が入りましたが、これをもって三菱ふそう一般路線車の導入はしばらく途絶えます。

社番2901
登録番号神戸200あ 355
型式三菱ふそうPA−BE63DG
年式2007年式
所属清和台営業所
撮影場所川西バスターミナル
コメント 三菱ふそうの一般路線車の投入が途絶えいる間に少しずつ増備されている特定車のローザです。写真の車両は池田メモリアルパークの特定車で2007年に導入されたものです。

社番2908
登録番号大阪200か2457
型式三菱ふそうPKG−MP35UM
年式2008年式
所属千里営業所
撮影場所桃山台駅
コメント 2008年4月に投入されたエアロスターのワンステで、三菱ふそうの一般路線車は2004年以来4年ぶりの投入となりました。更に純正車体のエアロスターも8年振りという久々づくしです。クーラーはデンソーで、エアロスターとしては初めて窓サッシが黒色になっています。このグループは千里と茨木に配置されました。

社番2922
登録番号大阪200か2711
型式三菱ふそうPKG−MP35UK
年式2009年式
所属石橋営業所
撮影場所千里中央
コメント 2009年度新車のエアロスターですが、この時より阪急バスの一般路線車にとって初めてスモークガラスが採用され、イメージが変わりました。エアロスターでは前方に小窓がつくなど変更が加えられています。この時から短尺も投入されるようになりました。

社番2925
登録番号大阪200か2722
型式三菱ふそうPKG−MP35UK改
年式2009年式
所属石橋営業所
撮影場所千里中央
コメント 2009年に投入された久々の大型ノンステです。2009年に三菱ふそうが発売したワンステベースのノンステで、ワンステと同じ車体を採用しているのが特徴です。写真の車両は短尺で石橋に配置されています。

社番2944
登録番号大阪200か2815
型式三菱ふそうBKG−MS96JP
年式2009年式
所属豊中営業所
撮影場所高松駅
コメント 2009年式のエアロエースです。昼行高速バス用の4列シート車ですが、窓ガラスがスモークガラスかつ固定窓になっているのがポイントです。高速バスは2006年から純正車体で投入されています。

社番2960
登録番号大阪200か2953
型式三菱ふそうLKG−MP37FM
年式2010年式
所属茨木営業所
撮影場所千里中央駅
コメント 2010年式のエアロスターノンステです。2960からLKG代になりましたが、基本的な仕様はPKG代とほぼ同じです。LKG代は2010年夏に千里と茨木に試作的に入りましたが、2011年から本格的に増備されて行きます。

社番2970
登録番号大阪200か3088
型式三菱ふそうLKG−MS96VP
年式2011年式
所属豊中営業所
撮影場所名神草津SA
コメント 2011年式のエアロクィーンです。夜行高速バス及び長距離高速バス用の3列シート車で、SHDです。新型エアロクィーンになっても引き続き投入されていますが、写真の2970は車内に区切り用の簡易カーテンが付くなどマイナーチェンジがなされています。

社番2977
登録番号神戸200か3715
型式三菱ふそうLKG−MP35FM
年式2011年式
所属唐櫃営業所
撮影場所神戸駅
コメント 2011年式のエアロスターワンステです。LKG代のエアロスターワンステは2011年に入って本格的に投入され、茨木と千里を中心に投入されています。2011年の新車から前面にディライトが付くようになりました。写真の2977は茨木に新製配置されたものの、すぐに唐櫃へ転属しましたが、唐櫃にとって久々となる三菱ふそうかつ初めての純正車体となります。

社番2997
登録番号京都200か2521
型式三菱ふそうLKG−MP37FK
年式2012年式
所属大山崎営業所
撮影場所長岡京駅
コメント 2012年式のエアロスターノンステです。LKG代で初めてとなる短尺ノンステで、長岡京市の補助金により大山崎に投入されました。京都地区にとって初めてとなる純正車体のノンステとなります。



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